記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
俺がそう言ってもミホは引かなかった。
むしろ大きく息を吸い…。
『剣をおさめ、その者達を解放しなさい!』
そう騎士達に言った。
ミホ…どうして逃げないんだ?
誰も死んで欲しくない。
俺はシュティーナ様みたいに誰かを……救いたいんだ。
『たかが冒険者のくせに……!』
騎士達が一斉に切りかかろうとした。
ミホは真っ直ぐ見つめ、とても鋭い声で。
『私はたかが"冒険者"ではない。私は……Change shape』
聞きなれない詠唱の後、ミホの髪、瞳がみるみるうちに変わっていくのがわかった。
俺は目を見開いた。
輝くような金色の髪、淡い水色の綺麗な瞳。
その姿は……。
『私の名はシュティーナ・ウル・キャベン!この国の第1皇女である!王族に剣を向け、並びに命令無視……これは死に値するわよ。今なら目を瞑りましょう。剣をおさめ、その者達を解放しなさい』
この国の第1皇女 シュティーナ・ウル・キャベン様だった。
むしろ大きく息を吸い…。
『剣をおさめ、その者達を解放しなさい!』
そう騎士達に言った。
ミホ…どうして逃げないんだ?
誰も死んで欲しくない。
俺はシュティーナ様みたいに誰かを……救いたいんだ。
『たかが冒険者のくせに……!』
騎士達が一斉に切りかかろうとした。
ミホは真っ直ぐ見つめ、とても鋭い声で。
『私はたかが"冒険者"ではない。私は……Change shape』
聞きなれない詠唱の後、ミホの髪、瞳がみるみるうちに変わっていくのがわかった。
俺は目を見開いた。
輝くような金色の髪、淡い水色の綺麗な瞳。
その姿は……。
『私の名はシュティーナ・ウル・キャベン!この国の第1皇女である!王族に剣を向け、並びに命令無視……これは死に値するわよ。今なら目を瞑りましょう。剣をおさめ、その者達を解放しなさい』
この国の第1皇女 シュティーナ・ウル・キャベン様だった。