チョコレートのような甘い彼の溺愛


「学校新聞って!?」

「あれ?宇佐美さん知らなかった?」

「あー、最近スクープあまりなかったからな。」

す…スクープぅぅう!?

「志帆ちゃん、どういうことなのぉ?」

「文字通りよ。デタラメでも何もない。学校公認の美少女っが恋?って話題なのよ?」

ふんわり笑う志帆ちゃんは美しすぎて眩しい。
そんなことなら志帆ちゃんを記事にしてほしいくらいだ。

悩んでいると、周りの友だちが心配してくれたのか、声をかけにきてくれた。

「大丈夫?悩み事?クッキー食べて元気だしてね!」

「わー、ありがとう!食べるー!」

「この前可愛いキーホルダー見つけたの!あげる!」

「本当に!?わ!可愛い!ありがとう!」

それから続々と物やお菓子を頂いてしまった。
好きなものばかりで嬉しいな!

「子犬ね。」

「宇佐美ちゃんに何でも与えたくなっちゃう的な?」

「…。」

あれ?
何か志帆ちゃんと箕輪くん仲良くない?
いつの間に?

そして、秋庭くん機嫌悪くなってる?
それを見た箕輪くんは大笑いをしだす。

何か面白いことあったのかな?



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