ユウへ
でもユウは偉かった。

私をいじめる人や、悪い人には自分が盾になって、時には牙を剥いて戦ってくれた。

頼りになった。

そんなユウが年頃になり、心配で詮索する私にキレたりしたよね。

元々は思い違いなのに、ユウは辛い記憶が勝って、真実を塗りかえてしまった。

ケイが生まれてから、ケイを可愛がりながら、ケイにヤキモチやいて大変だったね。

どちらも大切な私の子供なのに。
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