ヤンデレイケメン達の玩具
…ヤバいなんてもんじゃない。

そして、無言になったので剛は聞かなかった。

「付きましたよ」

剛の声掛けでハッとする。

『付きましたので、出てください』

「?あっ、うん。」

その時見た東堂美麗の顔は一生忘れないだろう。

とても、美しく、頬が緩んでいて少し頬が赤くなっていた。

色気がすごかった。

さっきの漫画を読んでいるときも、こんな感じだった。

不覚にも見とれてしまった。

そして、独り占めしたい。独占したい。と思った。

剛が、東堂美麗を見た瞬間赤くなり、俺の中で黒いなにかが湧き上がった。

見るな、東堂美麗を見ていいのは俺だけと。

このときの俺は、東堂美麗に恋をしていたなんて知らなかった。
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