ヤンデレイケメン達の玩具
そんなに有名な人なのかな?

「じゃあ、自己紹介するね〜俺の名前は蓮井色葉(はすいいろは)、もしシタくなったら俺のところに来てね〜いつでも大歓迎だよ」

ブルッ

さ、寒気が…ヤバっ鳥肌がたった。

「え〜そんな引いた目で見ないでよ〜でもゾクゾクしちゃう、『もうそれ以上喋らないで』うん、分かった〜。で、こっちのイケメン君は三橋蓮くん。あと、海くん、類くん、匠海くんの3人がいるけど今日は来てないからまた今度改めて紹介するね。他に聞きたいことある?」

『あなたたちは何歳なの?』

「蓮くんと俺が高3で海くんと匠海くんが美麗ちゃんと同じ高2で類くんだけ高1だよ〜敬語じゃなくていいよ」

同い年でたくみ…いや、同姓同名なだけだよね?

そうであってくれー

『ねぇ、たくみって言う人の名字って何?』

アイツの名字は西園寺…

「なんで〜?もしかして匠海くんと知り合い?」

ここは正直に言っていいのか…

『幼なじみ。今はどこにいるのかわからないけど』

幼なじみ・西園寺匠海は、わたしが中学に入る前に、どこかに引っ越して行った。

彼は何も言わずに、私の家のポストに

美麗へ
引っ越すことになった。

また会おう
匠海より

という匠海らしい手紙が入っていただけだった。


「へぇ〜」

蓮井は、探るように私を見た。

『なに?』

「いや〜。あ、ここにいる匠海くんの名字は、」

蓮井が名字を言おうとしたとき、ドアが開いた。

「はぁ疲れた、あの女まじしつこかっ…は?…なんで美麗がいるんだよ」

誰…と思い、ドアの方を見ると、イケメンがいた。

…3Pもいいな。攻め受けは…でも、三角関係もいい。っていうか、みんな顔面偏差値高い。

『なんで私のこと知ってるんですか?』

この人、会ったことある?

「…は?」

なんで、この世の終わり、みたいな顔をするんだろう。












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