ブルー・ロマン・アイロニー
Epilogue
*
──────ピーーンポーーン
間の抜けたインターホンでわたしは目を覚ました。
「んん……いま何時?……5時?ふざけんな……」
悪態をつきながら頭から布団をかぶる。
せっかくいい夢を見ていたのに……。
──────ピーーンポーーン
……──────ピーーンポーーン
…………──────ピーーンポーーン。ピン、ピ、ピン、ピンポ、ピーーンポーーン
それでも無視していると、終いには隣から壁ドンをされた。
ここの壁は薄いから伝わってしまったんだろう。
「だあぁもう……!」
全身を使って起きあがったわたしは、どすどすと玄関に向かう。
バンッとひらいたドアからつめたい冬の風が入りこんできた。
「ちょっと!いま何時だと思って────」
「よ、おはようさん」
わたしが口をひらきかける。
すると向こうは「あー待て待て」と手で制すようにした。
──────ピーーンポーーン
間の抜けたインターホンでわたしは目を覚ました。
「んん……いま何時?……5時?ふざけんな……」
悪態をつきながら頭から布団をかぶる。
せっかくいい夢を見ていたのに……。
──────ピーーンポーーン
……──────ピーーンポーーン
…………──────ピーーンポーーン。ピン、ピ、ピン、ピンポ、ピーーンポーーン
それでも無視していると、終いには隣から壁ドンをされた。
ここの壁は薄いから伝わってしまったんだろう。
「だあぁもう……!」
全身を使って起きあがったわたしは、どすどすと玄関に向かう。
バンッとひらいたドアからつめたい冬の風が入りこんできた。
「ちょっと!いま何時だと思って────」
「よ、おはようさん」
わたしが口をひらきかける。
すると向こうは「あー待て待て」と手で制すようにした。