恋人は幽霊
陸は勝手にソファーとベッドを1人で運び、配置した。
「ここでいいよね」
ソファーとベッドを指差して言う。
「はい、ありがとうございます」
夢香は段ボールの中の物を分け始めた。これは全部クローゼットに入るかな。陸の存在を無視してクローゼットに移動する。
「ご飯はどうする?僕はもちろん食べなくていいんだけど」
時計を見るともう20時を回っていた。
お腹空いたな…。
「ちょっとコンビニ行ってきます」
「夜道は危険だよ、僕も着いて行ってあげる」
「一人で大丈夫です!」
夢香は急いで外に出た。
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