恋人は幽霊
お風呂から上がると、陸がニヤニヤしながら「お風呂は気持ちよかった？」と聞いてきた。
「ええ、とっても」
「そりゃよかった、ここの風呂は大きいしゆっくり入れるだろ」
「そうね」
夢香はアッサリ答えて髪の毛にドライヤーをあてる。
髪の毛を乾かしていると隣に陸が来た。
「こっちに来ないで！」
夢香は陸に怒鳴るように言った。
「邪魔したかな？悪かった」
そう言って陸はリビングに戻って行った。夢香は明日から仕事だし、仕事の準備をして眠ることにした。
また陸がにやにやして、「僕はソファーで寝るから安心して」それを聞いた夢香は少しホッとした。
仕事の邪魔されたらたまったもんじゃない。
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