恋人は幽霊
この顧客は特に契約もなく、挨拶だけして後にした。
そろそろ12時になる。
企業を廻る時間だ。
「あなた、ずっとついてくるの?」
「そうだよ、僕は君のボディーガードだ」意味のわからないことを言っている。
今の会社に入社した頃からこの会社には来ている。
社長も顔見知りだ。
「夢香ちゃんいらっしゃい」
声をかけてきたのはこの会社で部長をしている山口さん。
いつも優しく接してくれて、新入社員が入ると紹介してくれる。
もちろんこの山口さんも夢香の保険会社の顧客だ。
「今日は収穫なさそうだね」陸が隣りでボソッと言う。
そろそろ12時になる。
企業を廻る時間だ。
「あなた、ずっとついてくるの?」
「そうだよ、僕は君のボディーガードだ」意味のわからないことを言っている。
今の会社に入社した頃からこの会社には来ている。
社長も顔見知りだ。
「夢香ちゃんいらっしゃい」
声をかけてきたのはこの会社で部長をしている山口さん。
いつも優しく接してくれて、新入社員が入ると紹介してくれる。
もちろんこの山口さんも夢香の保険会社の顧客だ。
「今日は収穫なさそうだね」陸が隣りでボソッと言う。