恋人は幽霊
「お待たせ致しました、花田生命の佐々木と申します。よろしくお願い致します。」
「よろしく」
見た目はまだ若そうだ、一人で保険に入りたいなんて何か事情があるのだろうか?
「どんな保険に入りたいとか希望はございますか?」
「死亡保障が3億円くらいのある?」
3億円!?
夢香は驚いた。
「はい、ございますが、保険料がかなりお高めになってしまいます。」
「構わないよ」
「入院やガン保険なども全てお付けしてよろしいですか?」
「もちろん」
「ではこちらに記入お願いします」夢香は書類を1枚渡した。
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