恋人は幽霊
家に着いて片付けの途中を始める夢香。
「僕も手伝ってあげるよ」
「いや!触らないで!」
夢香が拒絶する。
もうすぐ家具が届く時間だ。
ベッドとソファーが今日届く。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴り、夢香はすぐに玄関へ向かう。
「お荷物です、サインお願いします」
配達員に言われて、左のポッケから印鑑を出して押した。
「これどこに置けばいいですか?」
「えっと、これは」
「僕がやってあげるから帰ってもらって」陸が割って入ってきた。
仕方なく夢香は「ここで大丈夫です」と陸に従うことにした。
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