恋人は幽霊
「男友達も来るんだね」
電話の内容は聞こえないはずの陸が言う。
「ええ、秋美が誘ったみたい」
「ただの友達ならいいんじゃない」
ちょっとイヤミっぽく言われて、夢香は動揺した。
「ホームパーティ楽しんでね」
「ええ」
陸がいるのに男友達が2人も来たら楽しめるわけないと夢香は思った。
ホームパーティの時は出てこないでと言ったが、絶対出てくると思っている。
秋美とばかり会話しようと思った。
「お風呂に入ってくるわ」
夢香はリビングを後にした。
「ゆっくり入っておいで」
陸は夢香の後ろ姿に笑いかけた。
電話の内容は聞こえないはずの陸が言う。
「ええ、秋美が誘ったみたい」
「ただの友達ならいいんじゃない」
ちょっとイヤミっぽく言われて、夢香は動揺した。
「ホームパーティ楽しんでね」
「ええ」
陸がいるのに男友達が2人も来たら楽しめるわけないと夢香は思った。
ホームパーティの時は出てこないでと言ったが、絶対出てくると思っている。
秋美とばかり会話しようと思った。
「お風呂に入ってくるわ」
夢香はリビングを後にした。
「ゆっくり入っておいで」
陸は夢香の後ろ姿に笑いかけた。