恋人は幽霊
電話は切れた。
この電話の会話も陸にはお見通しって訳か。
夢香は自分から話すことにした。
「あのね、今の電話の彼、昔の恋人なの」
「だから?」
陸に突っ込まれると思っていた夢香は、話さなくても良かったと後悔した。
「夢香は僕以外には興味ないだろ」
「もちろんよ」
「夢香を信じてるよ」
陸は余裕の笑みを浮かべてビールを飲んでいる。
夢香も陸以外考えられないと思っているが、陸は幽霊。誰にも紹介できないのだ。その辺だけ少し引っかかっているが、周りには彼氏はいない、いらないと言っておけばいいと思った。
この電話の会話も陸にはお見通しって訳か。
夢香は自分から話すことにした。
「あのね、今の電話の彼、昔の恋人なの」
「だから?」
陸に突っ込まれると思っていた夢香は、話さなくても良かったと後悔した。
「夢香は僕以外には興味ないだろ」
「もちろんよ」
「夢香を信じてるよ」
陸は余裕の笑みを浮かべてビールを飲んでいる。
夢香も陸以外考えられないと思っているが、陸は幽霊。誰にも紹介できないのだ。その辺だけ少し引っかかっているが、周りには彼氏はいない、いらないと言っておけばいいと思った。