言えなかった想いを、また
2人の出会い

宮川琴音

小学3年生の時、席が隣で仲良くなった男の子がいた。


名前は秋庭翔太。今で言う可愛い系男子だ。


「ぼく、しょうたって言うんだ!よろしくね」

「わたしはことねだよ。よろしく!」


第一印象はなよなよした、女の子みたいな男子だった。


翔太とは沢山の共通点があった。好きな教科とか、背丈も誕生日も近い。


それもあってか、私は学校で翔太と行動することが多かった。


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