言えなかった想いを、また
秋庭翔太
小学3年生の時、席が隣で仲良くなった女の子がいた。
名前は宮川琴音。第一印象は元気でちょっと男勝りな女の子だった。
「ぼく、しょうたって言うんだ!よろしくね」
「わたしはことねだよ。よろしく!」
白い歯を見せて笑う琴音は、その頃の僕にはすごくかっこよく見えた。
琴音とは沢山の共通点があった。好きな本とか、食べ物の好き嫌いや趣味も一緒。
それもあってか、僕は学校で琴音と行動することが多かった。
名前は宮川琴音。第一印象は元気でちょっと男勝りな女の子だった。
「ぼく、しょうたって言うんだ!よろしくね」
「わたしはことねだよ。よろしく!」
白い歯を見せて笑う琴音は、その頃の僕にはすごくかっこよく見えた。
琴音とは沢山の共通点があった。好きな本とか、食べ物の好き嫌いや趣味も一緒。
それもあってか、僕は学校で琴音と行動することが多かった。