言えなかった想いを、また
反省と気づき

反省

冷やかしが行き過ぎて私は先生に叱られ、この件はクラス全体で共有されることになった。

私は顔を見られたくなくて俯いていた。


「いいですか、皆さん。自分のことをとやかく行ってくる人は、貴方に嫉妬しているだけなのです。

恋愛はまさにそうです。冷やかしている人は貴方のことが好きで、貴方と仲のいい人に嫉妬しているんですよ」


わざわざクラス全体に言うのはどうかと思ったが、先生の言葉は確かに的を射ていた。


私は、翔太のことが好きで、仲のいい伊織に嫉妬してる。


間接的にではあるが、翔太にそれをバラされたような気がして、落ち着いていられなかった。


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