言えなかった想いを、また
秋庭翔太
「いやー驚いたわ。まさか約4年間片想い中だとは。しかもその1年間は両片想いだろ〜」
「僕が片想いってそんなに意外?」
「おう!」
あのクラス会があってから、僕は琴音のことが好きになった。いや、元から好きだったのかもしれない。女子を初めからちゃん付けしなかったのは、琴音だけだったから。
5年生でクラスが離れてから、会っていなかったし話す機会もなかった。
中学校で頑張ろうと思っていたけど、琴音は受験をして受かったので、別の中学校に行くらしい。
「てか、なんでその時告らなかったんだよ。チャンスだったじゃん」
「ちょっとギクシャクしててさ。いきなり言っても上手くいかないだろうなって」
納得したのか、頭を抱える友達。僕は思い出で終わらせたくないんだ。
今よりもっとかっこよくなって、今度こそ告白するんだ。
「僕が片想いってそんなに意外?」
「おう!」
あのクラス会があってから、僕は琴音のことが好きになった。いや、元から好きだったのかもしれない。女子を初めからちゃん付けしなかったのは、琴音だけだったから。
5年生でクラスが離れてから、会っていなかったし話す機会もなかった。
中学校で頑張ろうと思っていたけど、琴音は受験をして受かったので、別の中学校に行くらしい。
「てか、なんでその時告らなかったんだよ。チャンスだったじゃん」
「ちょっとギクシャクしててさ。いきなり言っても上手くいかないだろうなって」
納得したのか、頭を抱える友達。僕は思い出で終わらせたくないんだ。
今よりもっとかっこよくなって、今度こそ告白するんだ。