初恋の庭で。
あの庭はもう無い。無くなってしまった。
家も庭も取り壊され、僕の大切な思い出が無惨に破壊されていくさまを通学の行き帰りに見ていた。

彼女がどこに行ってしまったのか知らない。友だちも知らないと言う。

あれから時が流れて僕は大人になった。結婚して子供もいる。
でも、今でもあの庭を、彼女と見た流星群を思い出すんだ。いつか見たあの夏の庭を。



『初恋の庭で。』完


→本編『いつかの夏が終わるまで』https://www.berrys-cafe.jp/spn/book/n1673170/
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

わたしのエース

総文字数/1,165

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る
愛なんて知らない

総文字数/3,282

恋愛(学園)25ページ

表紙を見る
『四つ葉のクローバー』花言葉シリーズ

総文字数/5,470

恋愛(オフィスラブ)22ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop