【コミカライズ連載中】姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
「フレデリック様、今日は庭でお話しましょう。フレデリック様の大好きなお菓子を用意したんです」
「ウェンディ、いつもありがとう」
順調に愛を育んでいる二人は、今日も仲良さげに目の前を歩いている。
(本当、消えてくれないかしら……)
そんな時、フレデリックと目が合った。
反射的に笑い掛けてしまう。
(しまった……つい)
何で妹の地味で冴えない婚約者なんかに笑顔を向けてしまったのかと後悔していた時だった。
なんとフレデリックが恥ずかしそうに目を伏せて頬を赤らめたのだ。
その反応は遊び慣れている令息とは違って新鮮に映った。
(ふーん、可愛いところもあるじゃない)
その日からフレデリックの此方に対する反応は明らかに違っていた。
けれどウェンディはそんな事にも気付きもせずに幸せそうに笑っている。
(ふふっ、いい事思いついちゃった)
上手くいかずに苛々していた時は、フレデリックに話しかけて色仕掛けをしては揶揄って遊んでいた。
「ウェンディ、いつもありがとう」
順調に愛を育んでいる二人は、今日も仲良さげに目の前を歩いている。
(本当、消えてくれないかしら……)
そんな時、フレデリックと目が合った。
反射的に笑い掛けてしまう。
(しまった……つい)
何で妹の地味で冴えない婚約者なんかに笑顔を向けてしまったのかと後悔していた時だった。
なんとフレデリックが恥ずかしそうに目を伏せて頬を赤らめたのだ。
その反応は遊び慣れている令息とは違って新鮮に映った。
(ふーん、可愛いところもあるじゃない)
その日からフレデリックの此方に対する反応は明らかに違っていた。
けれどウェンディはそんな事にも気付きもせずに幸せそうに笑っている。
(ふふっ、いい事思いついちゃった)
上手くいかずに苛々していた時は、フレデリックに話しかけて色仕掛けをしては揶揄って遊んでいた。