こんなこと誰も望んでない

「もう着くぞ。」


『うん。分かってる』



そう言いながら気を引き締めた


そして、父上などのいる会議室の目の前で止まった

緊張して震えた手をあおが握り占めてくれて、少し緊張がほぐれた。


コンコンコンと三回をノックした



大きな扉を開けると何畳あるのかわからないほど大きな畳が出てくる


黒いスーツに身をまとった男たちがずらりと列を作っている


この張り詰めた空気が好きになれない


そして、中に入った瞬間


「「わか!!お疲れ様です!!」」



挨拶をしてくれたことに対して軽く頭を下げて用意されたいつもの席に座る


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