若き金融王は身ごもり妻に昂る溺愛を貫く【極上四天王シリーズ】
第六章 今、支え合って
代表就任記念パーティーから一カ月。
土曜日の夜。シャワーを浴びた美夕は、キッチンでミネラルウォーターにレモンとライムを絞り、氷を入れた。
妙にすっきりしたい気分で、体が爽やかな柑橘系を求めている。
しばらくするとシャワーを浴び終えた慶がやってきて、キッチンにいた美夕をうしろから抱き竦めた。
「慶……!」
戸惑う美夕の体を食器棚に押し付け、唇を塞ぎ、指を絡め、交わりたいというアピールをする。
最近慶は、毎日こうして美夕に激しすぎるスキンシップを要求する。
「……あ……待って……水分補給しなきゃ。お風呂から出たばかりでしょ」
「お前を補給したい」
「……最近、どうしちゃったの? 慶らしくない」
慶の肩に顔を埋め、きゅっと彼の背中に手を回す。
待ってと言っている割に、私の方がのりのりだわと、美夕は恥ずかしくなった。
「別に。夫婦だろう。これくらいする」
慶は表情を歪めず、実にドライな口ぶりで美夕を貪る。
これは本心からの行動だろうか。慶はきちんと望んでしている?
慶の心の内側が読み取れず、そわそわする。
美夕を喜ばせるためだけにしているとするなら嫌だなと、不安が湧き上がってきた。
土曜日の夜。シャワーを浴びた美夕は、キッチンでミネラルウォーターにレモンとライムを絞り、氷を入れた。
妙にすっきりしたい気分で、体が爽やかな柑橘系を求めている。
しばらくするとシャワーを浴び終えた慶がやってきて、キッチンにいた美夕をうしろから抱き竦めた。
「慶……!」
戸惑う美夕の体を食器棚に押し付け、唇を塞ぎ、指を絡め、交わりたいというアピールをする。
最近慶は、毎日こうして美夕に激しすぎるスキンシップを要求する。
「……あ……待って……水分補給しなきゃ。お風呂から出たばかりでしょ」
「お前を補給したい」
「……最近、どうしちゃったの? 慶らしくない」
慶の肩に顔を埋め、きゅっと彼の背中に手を回す。
待ってと言っている割に、私の方がのりのりだわと、美夕は恥ずかしくなった。
「別に。夫婦だろう。これくらいする」
慶は表情を歪めず、実にドライな口ぶりで美夕を貪る。
これは本心からの行動だろうか。慶はきちんと望んでしている?
慶の心の内側が読み取れず、そわそわする。
美夕を喜ばせるためだけにしているとするなら嫌だなと、不安が湧き上がってきた。