若き金融王は身ごもり妻に昂る溺愛を貫く【極上四天王シリーズ】
「で? 美夕の水着は? 持ってきていないのか?」
「私? 一応持ってきたけど……夕夏と遊ぶくらいなら、この格好でいいわよ。濡れても大丈夫だから」
ボタニカル柄のワンピースを指さすと、慶が若干不満そうな顔で口を噤んだ。
(まさか水着を着てほしかった……なんてことないわよね?)
慶は小さなウォータースライダーに夕夏のお尻を滑らせ「ばしゃーんっ」と遊んであげている。
夕夏はきゃっきゃとはしゃぎ、笑顔はまるで夏の太陽のようだった。
夕夏はたくさん遊んで疲れたのか、いつもより少し早く、二十時には寝ついた。
夜は大人の時間。美夕と慶は海の見えるバルコニーでウッドチェアに寝転がりながらトロピカルカクテルを呑む。
「これ、おいしいわ! おつまみも」
夜食に海鮮料理をデリバリーした。アサリやエビが入ったアヒージョに、牡蠣のホイル焼き、トロやウニの刺身など贅沢だ。
「でも、お酒じゃなくてよかったの? 普通のカクテル、飲みたかったんじゃない?」
慶は明日のことを気にしているのか、ノンアルコールにとどめている。
「私? 一応持ってきたけど……夕夏と遊ぶくらいなら、この格好でいいわよ。濡れても大丈夫だから」
ボタニカル柄のワンピースを指さすと、慶が若干不満そうな顔で口を噤んだ。
(まさか水着を着てほしかった……なんてことないわよね?)
慶は小さなウォータースライダーに夕夏のお尻を滑らせ「ばしゃーんっ」と遊んであげている。
夕夏はきゃっきゃとはしゃぎ、笑顔はまるで夏の太陽のようだった。
夕夏はたくさん遊んで疲れたのか、いつもより少し早く、二十時には寝ついた。
夜は大人の時間。美夕と慶は海の見えるバルコニーでウッドチェアに寝転がりながらトロピカルカクテルを呑む。
「これ、おいしいわ! おつまみも」
夜食に海鮮料理をデリバリーした。アサリやエビが入ったアヒージョに、牡蠣のホイル焼き、トロやウニの刺身など贅沢だ。
「でも、お酒じゃなくてよかったの? 普通のカクテル、飲みたかったんじゃない?」
慶は明日のことを気にしているのか、ノンアルコールにとどめている。