スキナダケ
プロローグ
一人、殺してみた。
プツって皮膚に刃先が飲み込まれて、
スッて引いたら鶏肉を調理してる時みたいな感触がした。
思い描いていたよりも血液は鮮やかなんかじゃなくて、
最初に「鶏肉」だなんて思ってしまったからか、
人間を捌いてるんだって快感は得られなかった。
だからもう一人、ヤッてみた。
生き物に刃を突き立てて、
引いたら血が出るのは当たり前で、
だからやっぱり然程の驚きも快感も得られなかった。
じゃあどうして人は人を殺すんだろう。
憎しみ、事故、正当防衛、生活苦とか…。
理由は色々あるけれど、「愉快犯」。
これが一番理解出来ない。
だってなんにも気持ちよくも楽しくもない。
唯一、「コレクション」って理由を除いては…。
プツって皮膚に刃先が飲み込まれて、
スッて引いたら鶏肉を調理してる時みたいな感触がした。
思い描いていたよりも血液は鮮やかなんかじゃなくて、
最初に「鶏肉」だなんて思ってしまったからか、
人間を捌いてるんだって快感は得られなかった。
だからもう一人、ヤッてみた。
生き物に刃を突き立てて、
引いたら血が出るのは当たり前で、
だからやっぱり然程の驚きも快感も得られなかった。
じゃあどうして人は人を殺すんだろう。
憎しみ、事故、正当防衛、生活苦とか…。
理由は色々あるけれど、「愉快犯」。
これが一番理解出来ない。
だってなんにも気持ちよくも楽しくもない。
唯一、「コレクション」って理由を除いては…。
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