スキナダケ
「ひと…ごろし…?」
「うん」
「えーっと、ゲームかなんかの話?」
「ううん。リアルにだよ。今日もそれで、服汚しちゃって」
「ほんとなの…?今までどれくらい殺してきたの」
「憶えてない。中学卒業する頃にはもう二十人くらいは殺してた」
「いつからやってるの」
「中二から」
夕海はハナの顔をジッと見たまましばらく何も言わなくなった。
かける言葉が見つからないのか、単純にハナに引いてしまったのか。
じわじわと後悔が押し寄せる。
それは夕海に話したことに対してだ。
人を殺してきたことにじゃない。
失いたくない人に事実を知られても、殺人に対してはちっとも後悔の感情が浮かばなくて、やっぱりハナはどうかしちゃってるんだと思う。
「うん」
「えーっと、ゲームかなんかの話?」
「ううん。リアルにだよ。今日もそれで、服汚しちゃって」
「ほんとなの…?今までどれくらい殺してきたの」
「憶えてない。中学卒業する頃にはもう二十人くらいは殺してた」
「いつからやってるの」
「中二から」
夕海はハナの顔をジッと見たまましばらく何も言わなくなった。
かける言葉が見つからないのか、単純にハナに引いてしまったのか。
じわじわと後悔が押し寄せる。
それは夕海に話したことに対してだ。
人を殺してきたことにじゃない。
失いたくない人に事実を知られても、殺人に対してはちっとも後悔の感情が浮かばなくて、やっぱりハナはどうかしちゃってるんだと思う。