スキナダケ
「今日からって突然だね」

「いいだろ。一人増えるだけであいつだって適当に暮らしてるさ。別に構わなくていい」

「ふーん。分かった」

「まぁ俺の娘だ。ブスではねーから安心しろ」

「ハナに比べれば大抵ブスだよ」

「はっ…ハハッ…違いない」

お父さんは満足そうに部屋を出ていった。

ハナもベッドから出て伸びをした。
身体中から力が抜けていく感じがする。

今日もママは帰ってこない。
引き換えに元妻との娘がやって来る。

どうせ、ハナには関係無いけれど。
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