スキナダケ
「どうぞ」
玄関の前に立ち尽くす女の子、ゆうみを中へ促した。
ゆうみはコクンって頷いてハナの後についてきた。
「座ってて」
取りにいくはずだった麦茶をようやく冷蔵庫から取り出して、食器棚からグラスを二つ持ってきた。
ゆうみはありがとうって言ってハナの手から麦茶の入ったグラスを受け取った。
麦茶を一口飲んだゆうみは、ハナを真っ直ぐに見た。
飛び抜けて容姿がいいというわけではない。
でも決して綺麗じゃないってわけでもない。
全身にまとった何とも言えない雰囲気。
ニコニコとしていても腹の底では何を考えているか分かんないような…。
黒の前下がりのミディアムショート。
ちょっとだけ色素の薄い、ヘーゼルナッツみたいな色の目。
カラコンかなって思って顔を近付けてみたけれど、裸眼らしい。
急に顔を近付けられたゆうみは驚いたのかちょっと顔を逸らした。
玄関の前に立ち尽くす女の子、ゆうみを中へ促した。
ゆうみはコクンって頷いてハナの後についてきた。
「座ってて」
取りにいくはずだった麦茶をようやく冷蔵庫から取り出して、食器棚からグラスを二つ持ってきた。
ゆうみはありがとうって言ってハナの手から麦茶の入ったグラスを受け取った。
麦茶を一口飲んだゆうみは、ハナを真っ直ぐに見た。
飛び抜けて容姿がいいというわけではない。
でも決して綺麗じゃないってわけでもない。
全身にまとった何とも言えない雰囲気。
ニコニコとしていても腹の底では何を考えているか分かんないような…。
黒の前下がりのミディアムショート。
ちょっとだけ色素の薄い、ヘーゼルナッツみたいな色の目。
カラコンかなって思って顔を近付けてみたけれど、裸眼らしい。
急に顔を近付けられたゆうみは驚いたのかちょっと顔を逸らした。