スキナダケ
一緒に流行りのパンケーキを食べに行った。

必要以上にホイップクリームが山盛りで、フルーツは少なくて、酸味ゼロ、糖分過多って感じがして、ハナはあんまり食べられなかった。

女の子は「こんな子とパンケーキなんてちょっと優越感」とか言いながら、
あっという間にプレートの上からパンケーキを胃袋へと消していった。

それから近くの公園に行って、ブランコに座ってゆらゆらと揺れながら話をした。

公園自体がだいぶ古くて、ブランコの座板にもチェーンにも赤錆びが浮いていた。

本当はちょっと座るのが嫌だったけど、
女の子は躊躇一つせずにさっさと座るものだから、ハナもそうするしかなかった。
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