桜色-出会い-
あ……………
これ………………

そう思ったとたんあたしの目から涙が溢れ出した。

全部思い出した………





「夏美もしかして藤崎君の事思い出したの……??」


架菜がそう聞いてきた。

このネックレスを見たからかな…
架菜も一緒に選んでくれた、龍君にあげるはずだったネックレス……



あたしはコクンと頷いた。






「言って来いよ……」

それは誠太君からの思いがけない言葉……


誠太君はニコッと笑って言ってくれた。


「行ってきな……
夏美……」

架菜も雄介君もそう言ってくれた。
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