再び、光が差す-again-〈下〉
【カオルside】
────バタン
バイトを終え、眠さを我慢しながら家に着きドアを閉めた。
その時、タイミング良く携帯が鳴る。
綺月かと急いで出るが、着信元は雪希からだった。
「なんだよ、俺今眠いんだけど」
「カオル!綺月ちゃんから連絡あった?」
雪希は焦ったような口調で綺月の名前を出す。
少し息が乱れていて、電話越しから外の音が聞こえる。
「おい待て、お前まだ退院してねぇだろうが、なんで外にいる」
まだ退院する連絡は入っていないはずの雪希が外にいる?しかも走ってる?
俺は脱ぎ捨てた靴をまた履きながら聞く。
「緊急事態なんだよ、綺月ちゃんと菜穂が消えた」
「…は?」
綺月と菜穂が消えた?
さっきまで死ぬほど眠かった眠気が一瞬で飛んでいく。
────バタン
バイトを終え、眠さを我慢しながら家に着きドアを閉めた。
その時、タイミング良く携帯が鳴る。
綺月かと急いで出るが、着信元は雪希からだった。
「なんだよ、俺今眠いんだけど」
「カオル!綺月ちゃんから連絡あった?」
雪希は焦ったような口調で綺月の名前を出す。
少し息が乱れていて、電話越しから外の音が聞こえる。
「おい待て、お前まだ退院してねぇだろうが、なんで外にいる」
まだ退院する連絡は入っていないはずの雪希が外にいる?しかも走ってる?
俺は脱ぎ捨てた靴をまた履きながら聞く。
「緊急事態なんだよ、綺月ちゃんと菜穂が消えた」
「…は?」
綺月と菜穂が消えた?
さっきまで死ぬほど眠かった眠気が一瞬で飛んでいく。