再び、光が差す-again-〈下〉
「でもあれからカオルから連絡無いんだよね」
「…え?まじ?何で?」
「分からない」
自分が眠っている間に、カオルからゆっくり休めというメッセージが来ただけで、その後は何も無い。
一応退院したと送ったが、そのメッセージにもまだ既読はついていない。
「お母さんと少し話したみたいだけど、お母さんが何かカオルに言ったのかな?」
「ありえる、もううちの子に近付かないで!とか?」
「でも別に怒っている感じではなかったんだよね、寧ろお母さんのことだから今日は家にいなさいと言われると思ったのにあっさり分かったって許してくれた」
「寛大になったんじゃない?
カオルと何話したかは、カオルに聞いたら教えてくれるでしょ」
菜穂はアイスのテッペンに乗ったさくらんぼを口に入れると、種をペッと手に出した。
その行為がお上品の欠片も無くて、口だけだったかと呆れた笑みを零す。
「…え?まじ?何で?」
「分からない」
自分が眠っている間に、カオルからゆっくり休めというメッセージが来ただけで、その後は何も無い。
一応退院したと送ったが、そのメッセージにもまだ既読はついていない。
「お母さんと少し話したみたいだけど、お母さんが何かカオルに言ったのかな?」
「ありえる、もううちの子に近付かないで!とか?」
「でも別に怒っている感じではなかったんだよね、寧ろお母さんのことだから今日は家にいなさいと言われると思ったのにあっさり分かったって許してくれた」
「寛大になったんじゃない?
カオルと何話したかは、カオルに聞いたら教えてくれるでしょ」
菜穂はアイスのテッペンに乗ったさくらんぼを口に入れると、種をペッと手に出した。
その行為がお上品の欠片も無くて、口だけだったかと呆れた笑みを零す。