再び、光が差す-again-〈下〉
「綺月ちゃん立てる?ここじゃああれだし、溜まり場行こう」
「…無理、かも…溜まり場に行くのは…」
「うん、そうだよな、じゃあ向こうに公園あるからそこで休もう」
雪希は私の様子がおかしいのは、杏樹の溜まり場にいたことと関係しているのだと悟る。
私は溜まり場に徐々に離れていくと、身体の震えは完全に止まり、いつもみたいに歩けるようになった。
雪希は公園に着くまでの道のりで元気づけようと、色んな話を休むことなくしてくれた。
公園に着き、小さなベンチに座ると、もうあの時の感覚は無くなっていた。
「もしかしたら、トラウマになってるのかもね」
「…え?」
…トラウマ?
「大丈夫だと思っていても、溜まり場に行くと怖い時の感情を思い出してしまうのかも」
雪希は私の頭を撫でる。
大丈夫だよと言われているようだった。
「…無理、かも…溜まり場に行くのは…」
「うん、そうだよな、じゃあ向こうに公園あるからそこで休もう」
雪希は私の様子がおかしいのは、杏樹の溜まり場にいたことと関係しているのだと悟る。
私は溜まり場に徐々に離れていくと、身体の震えは完全に止まり、いつもみたいに歩けるようになった。
雪希は公園に着くまでの道のりで元気づけようと、色んな話を休むことなくしてくれた。
公園に着き、小さなベンチに座ると、もうあの時の感覚は無くなっていた。
「もしかしたら、トラウマになってるのかもね」
「…え?」
…トラウマ?
「大丈夫だと思っていても、溜まり場に行くと怖い時の感情を思い出してしまうのかも」
雪希は私の頭を撫でる。
大丈夫だよと言われているようだった。