再び、光が差す-again-〈下〉
そんな四人の会話を強制的に終わらせるように、部屋の扉が開いた。

カオル達の前に現れたのは目を疑うほどの珍しい客人だった。


「……杏樹」


その名を呼ぶと、杏樹は少し困ったように笑った。


「似てるなぁ、ここも」


杏樹はどこか懐かしむかのように辺りを見渡しながら言った。


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