再び、光が差す-again-〈下〉
「俺、お邪魔しますじゃなくてただいまが良いんだわ」
「…うん?」
「目覚めた時、綺月が俺の腕の中に居てくれたらいいのになって毎日思うんだわ」
「………うん」
「家まで見送るのももう勘弁、ここ最近家の前でやっぱ連れて帰ろうかって考える」
「……そうなんだ」
「ゆくゆくは結婚するし、子供も産むけど、とりあえず一緒に住まない?」
カオルは息をするかのように結婚と子供のワードを出してきて、明らかに戸惑う私の唇に更に戸惑わせるようにキスをする。
「綺月の母ちゃんには俺が口説くから」
「…口説くじゃなくて説得って言って」
「んじゃあ、説得するから」
母をあの家に一人にするのは気が引ける。
でも会いに行こうと思えば会いに行ける距離だ。
それになにより私もカオルと同じ気持ちだった。
「…住む、一緒に住む」
そう答えると、カオルは本当に嬉しそうに笑った。
「…うん?」
「目覚めた時、綺月が俺の腕の中に居てくれたらいいのになって毎日思うんだわ」
「………うん」
「家まで見送るのももう勘弁、ここ最近家の前でやっぱ連れて帰ろうかって考える」
「……そうなんだ」
「ゆくゆくは結婚するし、子供も産むけど、とりあえず一緒に住まない?」
カオルは息をするかのように結婚と子供のワードを出してきて、明らかに戸惑う私の唇に更に戸惑わせるようにキスをする。
「綺月の母ちゃんには俺が口説くから」
「…口説くじゃなくて説得って言って」
「んじゃあ、説得するから」
母をあの家に一人にするのは気が引ける。
でも会いに行こうと思えば会いに行ける距離だ。
それになにより私もカオルと同じ気持ちだった。
「…住む、一緒に住む」
そう答えると、カオルは本当に嬉しそうに笑った。