再び、光が差す-again-〈下〉
「ごめん二人とも、今までのことは聞かなかったことにして」
お姉ちゃんはため息を零しながら、なるべく聡さんと一喜さんを視界に入れないように、やっとこそ本題に入る。
「実は雪希を襲った人物に、少し心当たりがあるの」
「え?誰ですか?」
菜穂が前のめりで切り込んでいく。
「綺月は知らないから分からないと思うけど、昔Againにいたメンバーの…」
「杏樹さんですか?」
菜穂はお姉ちゃんの言葉を遮り、私が聞いたことの無い人物の名前を挙げた。
アンジュ、菜穂は確かにそう言った。
「まだ確証はないけど、杏樹の可能性が高いと私達は思ってる」
菜穂はその言葉を聞いてあからさまにガッカリした顔を見せる。
お姉ちゃんはため息を零しながら、なるべく聡さんと一喜さんを視界に入れないように、やっとこそ本題に入る。
「実は雪希を襲った人物に、少し心当たりがあるの」
「え?誰ですか?」
菜穂が前のめりで切り込んでいく。
「綺月は知らないから分からないと思うけど、昔Againにいたメンバーの…」
「杏樹さんですか?」
菜穂はお姉ちゃんの言葉を遮り、私が聞いたことの無い人物の名前を挙げた。
アンジュ、菜穂は確かにそう言った。
「まだ確証はないけど、杏樹の可能性が高いと私達は思ってる」
菜穂はその言葉を聞いてあからさまにガッカリした顔を見せる。