きみがすき


「遠距離恋愛じゃヤダ?」

「…っううん」


私は首を大きく横に振った。


「メールするね…
電話もする…っ」


「俺も…毎日する」


また涙が溢れ出してきた。
薫はギュッと抱きしめてくれる。


「ちゃんと帰ってくるから待ってて。
俺たちの絆はそんなに脆くないだろ?」


「うんっ」


そーだね…
私、いつまでも待ってるよ。


幼なじみとしてじゃなく
あなたの恋人として。





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