メイク

そのまま、永璃は葬式会場に行った。

葬式はあっとまう間に進んでいって、告別式ももう終わる

バスに乗って火葬場にいく。

永璃が焼かれる。

本当のさよなら。


僕は永璃にキスツスの白い花を添える。

その花と一緒に永璃の肉体は燃えていった。

残ったのは白骨。

それを砕いて箱の中に入れる。

何もわからない、感じない。

永璃の骨はなくなっていた。

すべて箱の中。
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