flying dolphin
悲しさと激しさと大好きとロマンスが濃くて濃くて薄めたくなるほど熱〜い高校生活最後の夏が終わりを告げ、海風も秋の香りに変わる頃、アキラは渚中央総合病院を退院する日が訪れた!


(118番でお待ちの東堂さま〜)
アキラは 会計カウンターに行き支払いを済ませ病院を出た。


アキラ(そうなんだよなぁ。。秋になっちゃったんだよなぁ。。。)

アキラは 病院の正面玄関を出て ベンチに腰掛けてAi phoneを取り出し一件のメッセージを開いた。


萌華
(アキラ! 退院おめでとう!!そっちは今日、晴れのようね!!さすが晴れ男⭐︎)

(本当は アキラの退院の日は一緒にって思ってたのに まさかの出発日時が 早まってしまい
1人で退院させちゃうかたちになって ゴメンだよ(涙)

(わたし達は とりあえず 大忙しです(汗)

(それはそうだよね!ガラッと生活環境変わって 宮古島に来ちゃったんだからさ(苦笑)

そう 萌華と母親 有栖帆南(ありすほなみ)の親子2人は渚町で経営していた喫茶アリスを閉め宮古島で 女2人、人生をやり直す決意をしたのであった。


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