flying dolphin
3人組Cは静かにドスの効いた声で

(何だこのヤロォ!!何 調子くれてんだぁ!!オラァ!!)

3人組Cは ヒロの顔面に臭い息が かかりそうな勢いで近づきヒロの胸ぐらを右手で掴んだ!

ヒロはすかさず 胸ぐらをつかむ Cの右手を
殴りつけた!!

バキッ!!

振りかぶるパンチではなかったが Cの右手は強く弾かれヒロの胸ぐらから離れた!!

C(い、痛ッ)

(オラァアアアアア!!)

AがCに言った(おい、おちつけ!)

Aがヒロに近づき
(お前 ちょっと ついてこい!なあ!わかってるよな!)

ヒロ (よろこんで!)

ヒロは紬のもとへゆき
(ごめんね。ちょっと悪いけどこの荷物 少しの間 持っててくれない?)

先程 購入したばかりの新型Ai phoneの入った手提げ袋を渡した。

紬は 震えた声で
(は、はい。でも大丈夫なんですか(泣)

ヒロは優しく微笑んで
(大丈夫!ちょっとだけ、ちょっとだけここら辺で 待っててよ!すぐに戻ってくるから!)

(だから、これ それまで持っててね!ごめんね)

そして小声で(あと 俺の女って言ってごめん!)

紬は自分の為に こんなことになってしまったという罪悪感で震えが止まらない。

(い、いえ そんなことより 絶対帰ってきてくださいね(涙)

ヒロはニコッと微笑み紬のもとを去った。
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