flying dolphin

shine memory3

〜友のち下痢のち紬〜

早朝、新聞配達の為に起きたヒロはいきなりご機嫌であった!!

何故かと言えばそれは昨日、紬とのLINEアカウント交換が失敗に終わっていなく 夜中になってしまったけど 紬とのLINEメッセージの交換ができたからであった☆

紬(花巻君☆お〜い花巻く〜ん!夜分遅くにゴメンね〜(汗)

紬(LINE繋がってますか〜?)

ヒロ(七瀬さん繋がれてたみたい♪)

紬(よかったぁ♪ 今日はホントにありがとう⭐︎⭐︎⭐︎)

紬(とってもとっても嬉しかったよ♪)

ヒロ(力になれて良かった!!)

紬(今話したいこともあるけど もう遅いから また明日バスでお会いしましょうね☆)

紬(それではおやすみなさい☆彡)

ヒロ(うん!バスで会おう!!)

ヒロ(またあした!おやすみ☆)

と、只これだけのやり取りだけど ヒロの浮かれた雄叫びが聞こえてきそうだ!


薄紫色の空が明け朝日が昇り始めた頃、ヒロの新聞配達も終わり家に帰ると いつも通りシャワーを浴びて祖母寧々の作る朝食を食べていた。

寧々はヒロを直接見る訳ではなく視界に入る仕草、顔色を感じながら

寧々(ヒロは何かいいことでもあったのかい?)

ヒロ(え!?別に何も変わらないけど、そんなふうに見える?)

寧々(フフフ別に何も変わらないならわたしの気のせいかね)

寧々は特別深追いはしなかった。

ヒロ(ばあちゃん、ごちそうさま〜!!)

寧々(ハイハイ気をつけて行ってらっしゃい)

朝食を済ませ台所から出ていくヒロの後ろ姿を見送りながら心の中で

((あれは好きな子でもできたかね?))
と、予想は的中であり流石である。

父、修はトイレの中から
(ヒロー!!たまには道場にも来いよ!!)

ヒロ(ああ親父!今日は忙しいからまた行くよ!!)

いつになく明るい声での返事をした。

全くと言っていいくらいその気はないけど紬にバスで会えることを思うと爽やかな泰都になっていた!単純である。
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