flying dolphin
(花巻・・くん?)

聞き覚えのある声が意識してない方向から聞こえてきた!

ヒロは声が聞こえた右後ろを振り返えると、

ヒロの時は一瞬流れが止まった!


(な、七瀬さん!!)


紬がバス右側中央の前方を向いたシートに腰掛けていた!!

ヒロの頭の中は嬉しさで真っ白なまま
紬の座るシートの横に行った。

(七瀬さんなんでこのバスに??)

紬(花巻くんLINEしたんだけど既読にならないから機嫌悪くさせちゃっと思って・・・(汗)

(でも花巻くんこそ?)

ヒロは慌ててLINEのメッセージを確認した!


紬(花巻くんおはよ♪)

紬(わたし恥ずかしいことに今日初めて寝坊しちゃったの(泣)

紬(今日に限ってママも朝から居なくて尚更わたしは起床時間になってもぐっすりzzZ)

紬(バスで会う約束したのにホントにごめんなさい(泣)

ヒロは紬のメッセージに今の今迄気づかずいたことの申し訳なさと、アキラとの朝の出来事と、バスに乗り遅れたショックと、でも乗り遅れたのに紬に会えた嬉しさと、頭の中がパニックになりそうだけど結局雄叫びをあげたいくらい嬉しい結末に!!

ヒロ(¥$€%°#☆→*○⭐︎俺の方こそゴメンだよ!!)
(
乗るの遅れちゃったし返事遅れたしでも会えたね!)

紬(フフフホントお互いいつもより遅いバスなのに会えたね♪)

(でも花巻君も乗るの遅れてくれたから良かったんだよ☆)

ヒロ(ん?そ、そう・・だよね!)

(そうだ!そうなんだ!!アキラのおかげだ!!)

紬(おかしい(笑)

(花巻君って少し天然だよね)

ヒロ(え!!?俺、天然!?)

(俺、そこそこ強いだけの学生だよ)

紬(もう、ウケる〜!!何それ〜(笑)

ヒロ(ハ、ハハ、ハハハ)
紬(キャハハハハ)

2人は今朝も結局笑いに包まれた。
< 23 / 117 >

この作品をシェア

pagetop