flying dolphin
15分くらい待っただろうか?紬から折り返しの電話がかかってきた。

ピポパポピポ♪(ハイ!!)ヒロ

紬(花巻くん(涙)ごめんなさい(涙)

( 花火 誘ってたの わたしなのに 行けなくなっちゃった(涙)

(パパがね突然倒れて意識なくなっちゃったの(涙)

(それでね 救急隊員の人の話しだと かなり危険な状態みたいで ママが一緒に 救急車でいっちゃったの(涙)

(だから わたしも 今からバスで病院に行くね(涙)

ヒロ(分かった!! 七瀬さんは しっかり!!)

(七瀬さんこそ無事で行ってよ!!ね!気をつけてね!!)

紬(うん(涙) ありがとう(涙)

ヒロは思った!バスで行くと言っても バイパスは花火大会の影響でかなりの渋滞に巻き込まれてる。

七瀬さんはひたすら悲しんで苦しんでいる!一刻も早く病院に行きたいだろう!

ヒロはXJのキーを手に取り車庫へと走りエンジンをかけた!

ジョグジョグジョグジョグジョグ!!
エンジンが動きだす!!

ギアを入れ 一気に渚南バス停まで突っ走った!

カァーーーーーー!ーーー!ーーーーン!

側道からバイパスに入ったら車の間をすり抜けまくる!!

ヒロ(七瀬さん。七瀬さん。七瀬さん。)

落ち込む紬の姿を確認できたのと同時に声がでた!!

(七瀬さーーん!!)
(七瀬さーーん!!)

紬(ええぇ!!花 、巻くん!?)
< 33 / 117 >

この作品をシェア

pagetop