flying dolphin
ブオォォォン!!キィッ!!

ヒロ(七瀬さん ほら!これ被って!!)
(それで早く乗って!!)

紬(え!?え!!)

紬は予想外のヒロが単車での登場に 戸惑いながらもメットを受け取った!)

紬(なんか怖いなぁ(汗)

ヒロ(飛ばさない!ゆっくり抜けてくから大丈夫!!)

(絶対 君に怪我はさせない!!必ず お父さんのところへ連れてくから!!)

(俺にしっかり捕まって単車の動きに体重を委ねてくれてたらいいから!!)

紬は 浴衣の裾をまくって 後部座席にゆっくり腰掛けた。

ヒロは慎重に慎重に単車を走らせながら渋滞中の車の間をすり抜けて、確実にバイパスを通るどの車両よりも、当然歩道を歩く人達よりも早く進んで行った!!

2人それぞれが いろいろな想いのもと病院へと辿り着き

ヒロ(さあ 着いたよ!気をつけて降りて お父さんのところへ)

紬(花巻くん ありがとう(涙) またホントにありがとう(涙)行ってくるね!)

ヒロ(うん!しっかり!!)

浴衣を着た紬は小走りで病院の中へと消えていった。

ヒロは単車を押して病院の玄関前から去って行った。
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