flying dolphin
一台の単車が 攫の後ろから着いてくる。

攫は咄嗟に自分の視界に入る全てのところに注意を払った!!

その理由はworlds endのメンバーは強者揃いのShineを恐れる反面 絶対に勝つためにも複数人で襲撃する性質があったからだ!

攫((あの野郎 ぜってェ endだよなぁ!?))

((他に居ねェだろうなぁ!!?))

走行する街中の街灯も少なくなり始め、視界が悪くなった頃、信号のない小さめの交差点の手前に一台の単車に跨りエンジンをかけたまま停車しているヤツを発見した!

攫((でたか!?次の end!!))

((一気に振り切るか!!))

攫はスロットルを全開にして走り抜ける!!

待ち伏せしてたヤツを睨みつけ!!

エンジン音が唸る!!

ブォォーーーー !!ーガシャァッ!!ー!!

高速回転しようとするエンジン音と何かが破壊される衝撃音が響き渡った!!

次の瞬間!!

攫が 舞った!! 高く!!そして前方に8mくらいは吹っ飛んでいった。。。。。

単車で待ち伏せする男の 反対側の暗闇に身を隠していた男が 攫の加速しだした単車の前輪に長い鉄パイプを突っ込んだのであった!!

パイプ男は 待ち伏せしていた男の単車に乗り込み 追ってきた単車と2台、街灯も少なく月明かりがない街を去っていった。

このworlds endのルール違反的な襲撃をした 男達は 確実に藤波攫の通る道を下調べしたのちの完全犯罪であった。
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