flying dolphin
さすがの萌華も 痛みと悔しさで 起き上がれず

涙が 涙が いっぱい いっぱい いっぱい出て かがみ込んだままだった。

元凶男(アマァ!!テメェこそ 二度と姿見せんじゃネーゾー!!)

(俺ァ!!shineが嫌いなんじゃアーーー!!)

と、大声で怒鳴り
元凶男は 去っていった。

萌華(う、うぅぅ うぅ(涙)アギラ〜 アキラ〜(涙)

(痛いよぉぉ 痛いよぉぉお (涙)

(悔しいよぉぉ(涙)

(アキラのハンバーグがぁ(涙)

(潰れちゃったよぉぉ(涙) うぅぅうう(涙)

(パパ〜〜(涙)もう 嫌だよ〜(涙)

(なんで居なくなっちゃったの〜(涙)

(もう、 もう(涙) こんなの 嫌だよォォォ(涙)
うぅぅぅぅぅうう(涙)

あまりにもありえない! ありえなさすぎるゲスっぷりを見せつけた元凶男であった!

しばらくすると 萌華は立ち上がり 店内へと入り もう一度 海賊ハンバーグを注文した。

店員さんは 受け渡しの際、不思議そうな顔をして萌華を見ていたが 叩かれて腫れ上がった顔を髪で隠すように下を向いて 静かに受け取った。

そして 萌華が車に乗ろうとした時
< 69 / 117 >

この作品をシェア

pagetop