flying dolphin
その夜 レストランOceanの賑わう店内の窓際から離れた奥の席に

worlds endの総長 皇織架(すめらおるか)秦檜組(しんかいぐみ)の組員 蛯沢(えびさわ)が客として座っていた。

Oceanでホールを担当するバイト達も その席の異様な雰囲気が密かにざわつく原因となっていた。

そのうち 注文されていた ポテトフライが出来上がる。

運ぶにも たまたまバイトグループが それぞれ皆 手を離せない状態にあり紬だけが行けそうな感じであった。

だが 紬は面接時にホールはタブーという契約だということを思い出した船木が

(俺が行ってくるよ!ポテトかして!!)

紬はホッとして(ありがとうございます(汗)

席はC-6 例の席であった!!

船木(お待たせしました!ポテトフライになります!)

(よろしければ食べ終わられたお皿 お引きいたしますね!)
と、言いながら皿を片付けていた。

皇(と、言いますと 見合花火の日ですか?)

蛯沢(おう。その日は会場に警備が集まるから 手薄になる。)

(ちなみに会場の変更も決まって 日の出になる!ナギミナ(渚南)のバイパス横で 始めればいい。)

(ごま(鱓)とは話しがつけてある!!イルカ(Shine)はそこで終わりだ。)

皇(分かりました。集めときます)

船木は ちょうど集め終わった皿を持ち
(ごゆっくり!)と言いながら その場を去った。
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