パステル☆クレヨン
ドンッとぶつかったと同時にカラーンという音もした。
目の前にはお皿が数皿転がっていた。

「ちょっと麗奈!!ボーっとしてないで、お皿拾うの手伝わないの!?」

佑香が急かすように声をかけてきて、私は皿を拾おうとした。
しかしもう皿は転がってなかった。

私とぶつかった人がすぐに拾ったみたい…。私はゆっくりとその人を見てみる。

髪は短く、背はやたら高く、しかも男子…。
もしやこの人、3年生の先輩かも!!

私はまずいと思い謝ろうとしたけれど、もぅそのぶつかった男子の先輩は私の目の前から立ち去っていた。
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