私の事が好きすぎる。
すると、爽がとうとう爆発した。


「俺に触るなクソ女!!」

天城結衣を突き飛ばした爽は、すぐに私の元に駆け寄ってきた。

「大丈夫か。怪我は?」

「大丈夫。」

「で、何された。」

「………」

これ、もし言ったらあの3人殺されるんじゃ。

「言え。」

「えーと、2人に腕を押さえられて、1人に顎を掴まれて上を向かされた。」

「チッ……」

爽はもう大丈夫と私の頭をぽんぽんすると、まだ痛みが抜けていないのか倒れている3人の所に向かう。

思わず爽の服の裾を掴んだ。

「爽っ、殺しちゃ、駄目だよ?」

念のために伝えておくと、

「春がそう言うなら、分かった。」

言っていなかったらどうなっていたのか。

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