保健室の天使
手がとっさに、顔を守るよう前に出た

「キャーー」

「だ…大丈夫ですか?」

そんな、私のこと知らないだろう

なのに、心配してくれるなんて

「心配してくれてありがとう!そんなに痛くないから平気だよ!」

正直、左足がとても痛い

だけどこれ以上心配かけたくない

「柚乃香!大丈夫?」

「葉月!大丈夫だって、こんぐらい」

ほらっていってみたけど、余計顔を青くしちゃった

「左が足から血が出てる!早く保健室いかなきゃ!」

こんなに焦って

「私は、一人で行けるから。だから葉月は私の分までハードル飛んどいて?」

「うん、分かった!だけどあんまりひどかったら言ってね?」

もう、心配性だなー

「うん、ありがとう!」

満面の笑みで保健室に向かって行った

·.°•✿•°•,°
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