保健室の天使
「うん?自覚してないも何も、可愛くないし」

「うん。自覚してないね?とりあえず君のことは美人さんって呼ぶね」

自覚?それに美人さんって…

「どうしたの?」

「そういえば、私話するために来たんじゃなかった」

早く、教室に戻らないと

「そういえば美人さんって噂を聞いて来たわけじゃなかったけ?」

「だって、そんな噂信じたって私には姿を見せてくれないと思ったから」

だから

「僕が、君の前に現れてびっくりしたんだ」

「そういうこと」

「ふふっ…」

むっ!

「そんな笑わなくても」

「いや、君があまりにもおもしろくてつい」
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