葦名絢芽は、初恋を諦めたい
二人で近所のコンビニへ向かう。
最寄りのコンビニは、家から徒歩十分の所にある。割と近所だけど、道のりは学校と逆方向なので朝に立ち寄ることは滅多にない。
伊織くんと会うまで抱えていた不安が嘘みたいに消えていた。離れていた年間のブランクなんてなかったみたいに、普通に会話していることに驚いてしまう。
整い過ぎた横顔にこっそりと視界に入れていた。
肌は陶器みたいに滑らかだし、まぶたを縁どるまつ毛はコスメのCMに出られそうなほど長い。
明日には彼女さんが出来たりして……。
そんな日が来たら、辛くて泣いてしまうかもしれない。
けれど、この恋心は封印出来るかもしれない。
コンビニはあっという間に着いた。一人で行くより早く着くのを感じた。
入って見渡すと、同じ学校の子はいなくてほっとした。
店の中に入って早速文具のコーナーを目指す。
お目当てのシャーペンの替芯を見つけ、一つ手に取った。
伊織くんも無事に見つけられたのか黒の0.4ミリのボールペンを持っていた。
最寄りのコンビニは、家から徒歩十分の所にある。割と近所だけど、道のりは学校と逆方向なので朝に立ち寄ることは滅多にない。
伊織くんと会うまで抱えていた不安が嘘みたいに消えていた。離れていた年間のブランクなんてなかったみたいに、普通に会話していることに驚いてしまう。
整い過ぎた横顔にこっそりと視界に入れていた。
肌は陶器みたいに滑らかだし、まぶたを縁どるまつ毛はコスメのCMに出られそうなほど長い。
明日には彼女さんが出来たりして……。
そんな日が来たら、辛くて泣いてしまうかもしれない。
けれど、この恋心は封印出来るかもしれない。
コンビニはあっという間に着いた。一人で行くより早く着くのを感じた。
入って見渡すと、同じ学校の子はいなくてほっとした。
店の中に入って早速文具のコーナーを目指す。
お目当てのシャーペンの替芯を見つけ、一つ手に取った。
伊織くんも無事に見つけられたのか黒の0.4ミリのボールペンを持っていた。